掲示板へ戻る /全部 /1- /最新20 /▼ラスト
安芸高田市の旧火葬場とあじさい聖苑見学会
- [1]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:27 No.5482

これまで,三次市,庄原市の火葬場を紹介してきたが,次は,安芸高田市の火葬場を取り上げる。
安芸高田市は,平成16年3月1日に旧高田郡6町が合併して誕生した市である。
高田郡には白木町もあったが,こちらは広島市と合併している。
ここは広島市の北東部に位置し,毛利元就が本拠地としていた郡山城が有名である。
合併直後は,4箇所の火葬場があったが,平成25年3月,旧吉田町内に安芸高田市葬斎場あじさい聖苑が完成して統合された。
こちらも旧火葬場は全て解体されたので,記録に残すためにレポートしようと思う。
- [2]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:27 No.5483

まずは,安芸高田市甲田火葬場である。
旧甲田町域にあった火葬場である。
安芸高田市の旧施設は,リサーチ不足で手元に建設年と炉数のデータ,旧施設の正式名称がないのを先にお断りしておく。
墓地の中にあり,昔の空撮画像を見ると,現施設の隣接地に先代の施設があったようだ。
- [3]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:28 No.5484

表札には,甲田町時代のものがそのまま残っている。
甲田町営火葬場と標記してある。
- [4]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:28 No.5485

四角い建物だ。
短い排気塔が1本出ている。
規模的に1基だろうか。
建物は昭和の後期頃の建設に見える。供養塔には昭和57年と記載があるのでそのあたりだろうか。
ここは解体されている。跡地の使用状況は不明であるが空撮では空き地となっていた。
墓地内にあったので,いずれはそちらに転用されるかもしれない。
- [5]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:28 No.5486

次は,安芸高田市蓬莱苑火葬場である。
旧八千代町域にあり,昔は八千代火葬場と称した時期があった。
屋根に相輪のようなものがついていて寺院を感じさせ格調高い建物である。
- [6]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:29 No.5487

ここは門が閉まっていたので,望遠で撮影。
建物左横にレンガ煙突と,その下に再燃焼炉らしきものが見える。
- [7]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:29 No.5488

道に沿い右横に回って撮影。
木が邪魔でうまく撮影できなかった。
- [8]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:30 No.5489

今度は敷地の左側外周を回って接近を試みたが,足元が極端に悪く危険なためこの地点で断念した。
レンガ煙突のアップ。
ここは解体後,太陽光発電所となった。
- [9]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:30 No.5490

次は,安芸高田市光台苑である。
旧高宮町にあり,旧高宮町と旧美土里町が使用区域であった。
一部事務組合だった記憶があるが,正式名称が思い出せない。
初めて行った際には,使用中でこのような画像しか撮影できなかったので,別の機会に「朝駆け」することにした。
ちなみに「朝駆け」とは,コンプ派の隠語で日中の取材が難しい火葬場を早朝に取材することである。
夏季ならば,その逆の「夜討ち」を行うこともある。
- [10]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:30 No.5491

そこで日を改めて,早朝に到着したところ一面霧の世界であった。これは想定していなかった。
画像が多少見づらいがご容赦いただきたい。霧の火葬場もそうそう見られるものではないと自分で納得する。
これは建物銘板である。左の門には安芸高田市火葬場,右の門には光台苑とプレートがはめこまれている。
右側から撮影。
排気口のようなものは全く見えないようになっている。
- [11]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:31 No.5492

正面側から撮影。
中はカーテンでうかがい知ることができなかった。
- [12]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:31 No.5493

裏側に回ってみる。
短い排気塔が2本並んでいる。
下にあるのは誘引排風機だろうか。
排気塔1本につき1台ついている。
- [13]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:32 No.5494

排気口が木に掛かっているように見える。
火事にならないか気になったが,光台苑でそのような話を聞いたことがないので,大丈夫だったのだろう。
- [14]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:32 No.5495

建物裏に霊灰塔があった。
ここは解体後,太陽光発電所となった。
- [15]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:33 No.5496

旧施設の最後は,安芸高田市流雲閣火葬場である。
旧向原町流雲閣である。
ここは煙突を備えた施設で,まさに流雲閣の名に相応しかった。
稼働時には特にそれが感じられたであろう。
ここは,取材当時でも広島県で数少ない煙突施設の一つであった。
現在は,旧三原市斎場,三原市鷺浦火葬場,広島市湯来火葬場等,次々と廃止され,公営の煙突施設が県内から無くなってしまった。
- [16]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:33 No.5497

入口に「流雲閣」の立派な木彫りの表札がある。
〇〇閣が付く公営火葬場は,この火葬場の廃止で静岡県の謝恩閣だけになった。
- [17]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:34 No.5498

煙突の根本はこうなっている。
手前は再燃焼炉だろうか。
ここも解体されて跡地となっている。
- [18]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:34 No.5499

さて,現行の施設である安芸高田市葬斎場あじさい聖苑も見学会が行われたので少し紹介しておきたい。
安芸高田市は,旧吉田町内に平成25年3月この施設を完成させ,上記4箇所の火葬場統合が完了した。
供用開始は平成25年4月1日である。
あじさいは,安芸高田市の市花であることから命名された。
火葬炉3基(他予備スペース1有),燃料は灯油の施設である。
- [19]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:34 No.5500

まずは,工事中のものである。上記施設撮影の合間にたまたま建設場所の前を通ったため撮影した。
奥の火葬棟に向かって高さが上がっていく特徴的な屋根が形になってきている。
- [20]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:35 No.5501

完成後,似たような位置から撮影したもの。
- [21]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:35 No.5502

外観であるが,当時のカメラでは全景を撮ることはできなかった。
- [22]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:36 No.5503

火葬炉の裏側付近である。燃料は灯油である。
- [23]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:36 No.5504

屋根の造りが特徴的である。
- [24]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:37 No.5505

火葬場用と式場用の入口があるが,今回は火葬場用の入口から入ってみる。
ふりがなには,かそうばではなく,「かそうじょう」と振ってある。
- [25]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:37 No.5506

館内図である。
向かって右側が火葬エリア,真ん中がお別れエリア,左側が待合・式場エリアのように別れている。
- [26]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:38 No.5507

入って直ぐに「お別れの道」があり,告別室である「静穏の間」へつながっている。
- [27]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:38 No.5508

告別室である「静穏の間」の様子。
ここを右に出ると炉前へつながるホールである。
- [28]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:40 No.5509

ホールの様子である。
炉前は,個室となっており,お別れ室1〜3まである。
なお,お別れ室4もあるが,こちらは予備スペースで火葬炉はない。
- [29]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:40 No.5510

「お別れ室」の様子である。炉前でお見送りや収骨を行う。
- [30]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:41 No.5511

なお,お別れ室4の部屋は,予備スペースで,化粧扉等はなくこのようになっている。
- [31]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:41 No.5512

見送りが終了すると「静寂の道」を通って待合へ行く。
両側がガラス張りで,やや暗いお別れ室からここに足を踏み入れると急に陽光が差し込み,光に包まれる演出である。
両側には静寂の庭があり心が安らぐ。
- [32]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:42 No.5513

唐突にトイレである。
見学会画像にトイレは欠かせない。
一通りの装備が整っていて使い心地は良さそうだ。
- [33]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:42 No.5514

ロビーである。
天井が高く,非常に開放的な空間である。
静寂の庭を見ながらくつろぐことができる。
- [34]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:42 No.5515

待合室である。
奥には和室もある。
- [35]
名前:こむすび
:2022/05/21 (土) 21:43 No.5516

収骨に向かう時は「回想の道」を通るようになっている。
こちらは薄暗くなっており,静かに故人を想いながら歩く空間となっている。
- [36]
名前:こむすび(最終)
:2022/05/21 (土) 21:45 No.5517

広島県北部は,市町村合併に伴い,火葬場の数を大きく減らした。
公式にも画像が残っていないところも多い。
それらの消えていった火葬場をこうして記録しておくことで,その地域の記憶の一つとして後世に残れば幸いである。
また,併せてあじさい聖苑が末永く住民に親しまれることを祈念して本レポートを終了したい。