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晩秋の近江路

[1] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:41 No.3756
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毎日ぼんやりと航空写真を眺めて悶々としていたのですが、久しぶりの取材です。
愛車のオイル交換も済ませてきました。
「もっと脳天気娘」のサンマイのある故郷はいささか遠く、日帰りは困難です。
取りあえず近場からということで近江グリーンロード(R307)を北にGO!


[2] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:45 No.3757
3757.jpg (620KB)

きっと何かあるはずとこの墓地に行ってみたら「いかにも」という小屋はあるものの、火葬炉は見あたりません。

[3] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:47 No.3758
3758.jpg (450KB)

早朝から草刈りのご老人に聞いてみると
京:おはようございます。あの、ここでは火葬の風習はないのですか?
老:あー、ここは昔から土葬。今は向こう(布引斎苑)で焼いとるが。
京:では、あの小屋は何でしょうか?
老:輿を担いで来てな、あの周りを3べん回ってから埋める。
 いきなり大コケです。どうやらこの辺りには火葬の風習がなさそうです。


[4] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:48 No.3759
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気を取り直して北上し、歴史的校舎の保存騒動で有名な町にある吉田墓地に行ってみると、相変わらず美しい火葬場が残されています。

[5] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:50 No.3760
3760.jpg (484KB)

 早速墓参りのご老人に取材です。
京:これ、ひょっとしてヤキバですか?仰天しました(ウソですよ。)。今でも使われているのでしょうか?
老:いや、もう使うてません。鍵は区長が持っていますが、区長から修繕や手入れをしたという話は聞きませんね。
 多賀にナニ(紫雲苑)ができましたらやろ?今は皆そこに行きます。


[6] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:51 No.3761
3761.jpg (412KB)

京:レンガ煙突が美しいですね。燃料は薪ですか?
老:いや、アブラですわ。あの、ほら、ゴォーって焼きますねん。
京:灯油バーナーですね。
老:あっ、それ、それです。私も若いとき10人くらい焼きましたわ。隣組でね。


[7] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:53 No.3762
3762.jpg (553KB)

京:あれは何でしょうか?
老:納骨塔ですわ。だいたい決まって昼12時ごろから焼いて、2時間くらいで焼き上がります。
  自分ところの墓と本山(東本願寺)に納める分だけ採って、残りはあこ(あそこ)に入れます。
京:皆さん門徒さんですか?
老:そうですそうです。吉田の者はみな門徒です。
京:凝った作りですね。ちょっと写真を撮らせて下さいね。
老:あーどうぞ。
京:他にも残されているところをご存じありませんか?
老:たしか「あの辺り」にもあったような・・・。


[8] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:55 No.3763
3763.jpg (595KB)

ということで、教えられた「あの辺り」にやって来ました。町立火葬場「還浄殿」です。
「かんじょうでん」なのか「げんじょうでん」なのか読み方が分かりません。
町の例規集にはこの施設の設置に関する条例はあるものの手続きや料金等を定めた「施行規則」がありません。
使ってないってことですね。


[9] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:57 No.3764
3764.jpg (408KB)

炉は2基です。長い間放置されていたらしく、カーテンはボロボロ、電気の引き込みも切られています。
立地的にみて明らかに地対法物件です。
早速上下オレンジのジャージにバケツを手に歩いていたおじさんに取材です。
京:これってなんでしょうか?
お:あぅーっ、ヤキバや、ヤキバ。
京:使っているのですか?
お:使うたんは最初の1〜2回だけ、あとは全然や。10年、いやもっともっと動いてへん。
  こんなことろで焼かへんわ。多賀(紫雲苑)に行くもん。あ、ちょっと急ぐねん。悪いな。


[10] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 21:58 No.3765
3765.jpg (555KB)

 この施設、本当に地域の人の役に立ったのでしょうか?
 あちこちの「旧指定地区」によく足を踏み入れますが、そこで出会う人々は全く普通です。
骨壺屋のようなストレンジャーにも「こんにちは」と声を掛けてくれますので、「こんにちは」と笑顔でお返しします。
変な噂はほとんどデマ、時代が違います。


[11] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:01 No.3766
3766.jpg (4233KB)

 続いて隣町の我孫子墓地を訪ねました。のどかな田園の中にあっけらかんとコレがありました。
 合併前のH町役場の近くですね。デザインよりも機能優先ってところでしょうか?
 使われている様子はありません。


[12] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:02 No.3767
3767.jpg (651KB)

 実はこの町内でローラー作戦を敢行しましたが、ことごとくコケてやっと2箇所だけ見つかりました。
 ここは4集落の共同墓地とのことです。左手奥になにやら怪しい小屋を発見。


[13] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:04 No.3768
3768.jpg (824KB)

近づいてみると何かありますよ。左が納骨塔ということは・・・。

[14] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:06 No.3769
3769.jpg (545KB)

 やはりコレが鎮座していました。「正統派のサンマイ」ってやつです。古い座棺用の薪炉です。
 旧HN時代に「古いサンマイを探しに・・・。」と言い放って以来、やっと巡り会えて後頭部がドクドクドク、脳の血管が切れそうです。
 お、おでこの三角がオシャレです。


[15] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:07 No.3770
3770.jpg (646KB)

煙道です。瓦屋根・煙突直結式のものとはちょっと違うようです。

[16] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:08 No.3771
3771.jpg (646KB)

煙突は小屋の外。積雪地帯なので小屋がけが必要だったんでしょう。

[17] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:09 No.3772
3772.jpg (566KB)

このレール(鉄道用?)は五徳代わりかな?

[18] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:11 No.3773
3773.jpg (493KB)

お約束のデレッキです。この2本、どう使い分けるのでしょうか?それとも2人がかりで?
裏に穴がなく、正面がこれだけ煤けていることから正面扉を開けて操作したのでしょうね。


[19] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:12 No.3774
3774.jpg (498KB)

 ここで墓参りのご婦人に取材です。
京:アレってひょっとしてヤキバですよね。まさかまだ使っているとか・・・。
婦:ああ、アレですね、使うてません。私が嫁いで来て30年以上になりますけど使われたことは一度もありませんね。


[20] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:13 No.3775
3775.jpg (527KB)

京:ここは番小屋でしょうか?
婦:そうです。ここで焼き上がるまで暖をとって酒盛りしながら待っていたと聞いてますわ。
京:やはり皆さん門徒さんなのでしょうか?
婦:はい、えっ?
京:宗派は浄土真宗ですよね?
婦:ああそうです。この付近に寺は2つありますが、どちらも浄土真宗です。
京:珍しいので写真を撮らせて下さいね。
婦:ああ、どうぞ。


[21] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:14 No.3776
3776.jpg (394KB)

 中はお約束のクモの巣とカマドウマです。コイツら必ず居ますね。
「ヤキバコオロギ」と改名してはどうでしょうか?


[22] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:17 No.3777
3777.jpg (634KB)

移動の途中で「ボッ」と霊感センサーが作動しました。
浄土真宗寺院の墓地のようです。何故かお迎え地蔵様がいらっしゃいません。
なにやら奥に怪しい建屋があります。
この周りを輿が3べん回るにはちょっと無理がありそうですが、またまた大コケでしょうか?


[23] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:18 No.3778
3778.jpg (755KB)

寺院墓地にはヤキバはまずないのですが・・・。
でもコレがあるということはもしかして・・・。


[24] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:19 No.3779
3779.jpg (680KB)

では失礼して「ガラガラガラ、ごめんください。」
錠も閂もありません。


[25] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:20 No.3780
3780.jpg (478KB)

ううん、これは囲炉裏ではなさそうな・・・。

[26] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:21 No.3781
3781.jpg (495KB)

扉はキレイ。でも壁は思いっきり煤けてるし・・・。

[27] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:23 No.3782
3782.jpg (543KB)

外側の妻板が煙抜きになっていたり・・・。
普通、墓地で燻製は作らないでしょうし・・・。
扉を閉めて暗闇でざっと5分間、旅立たれた方々に呼びかけましたが、
すでに成仏されたらしく、何の応答もありませんでした。ヤキバではないのでしょうか?
事情を聞きたくて小一時間、墓参りの方を「待ちぶせ」しましたが、誰も来ませんでした。残念。


[28] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:25 No.3783
3783.jpg (320KB)

折り返しついでに小田苅に寄ってみました。カラスが一羽お出迎えです。
すでに取材し尽くされた有名な物件なので気付いたところだけ・・・。


[29] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:26 No.3784
3784.jpg (728KB)

寝棺用のエクステンションでしょうか?

[30] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:27 No.3785
3785.jpg (348KB)

おや、窓が半開きというか、ツタが絡まって閉まりません。
いつものコンデジを突っ込んでっと・・・。
わっ、耐火扉の昇降部が写っていました。


[31] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:28 No.3786
3786.jpg (376KB)

中にもツタが・・・。あっ、バーナーも写ってました。

[32] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:29 No.3787
3787.jpg (667KB)

ついでに跡地でも見ようと日光山墓地にやって来ました。
あらら、例の火葬場が丸ごと残っています。
土壁物件なので一脚を付けて軒下の隙間からアプローチです。


[33] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:31 No.3788
3788.jpg (466KB)

耐火扉の昇降部が写っていました。炉前は仕切られていません。
黄色くペイントされた配管はガス管のようです。掲示にも燃料がガスであることが書かれています。


[34] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:32 No.3789
3789.jpg (486KB)

炉裏です。うわぁ、むちゃくちゃ狭いです。
裏の扉を開けるといきなりバーナーですよ。排煙ブロア付きですか。
うーん、それにしてもコンクリート煙突って無表情で不気味ですね。温かさを感じません。


[35] 名前:京の骨壺屋 :2012/12/06 (木) 22:35 No.3790
3790.jpg (467KB)

下手なレポートで失礼しました。
あちこち走りまくった割に何ら新しい物件を見つけられず、ちょっと凹んだ「京の骨壺屋」でした。



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