奈良県の無山共同墓地火葬場と思われる物件。
住宅地の中にあります。
稼動時に苦情が出ないか心配です。
こちらは西谷・蕨共同墓地火葬場と思われる物件。
湿り気のある空気が周囲に漂っています。
煙突の老朽化が進みつつあります。
何故か仕事の合間に宇陀市のHPを見ていたら、
「用途廃止された旧大宇陀町立菖蒲谷火葬場が未だに残っているが、いつ除却するのか？」
という質問と答弁の議事録（22年12月定例市議会）を見つけました。
「うわぁ、解体されては大変だぁ。」
STRADAくんを叩き起こして緊急出動です。例によって高速道路は使いません。
議事録によると、菖蒲谷火葬場は昭和24年建設、昭和54年改築。
不帰堂火葬場ができたことから平成3年頃から使用されていないとか･･･。
悲しいことに「煙のゆくえ」様のHPが閉鎖されてしまったので、似たような写真も併せてUPしておきます。
炉は1基ですね。
炉裏です。
確かコレを記録し忘れたんでしたっけ。
反対側より。
コレもですね。
あれ、家に帰ってよく読み返したら、
「財政事情の許す中で計画的に除却し、」との答弁が･･･。
それって役所用語では「しません。」てことですね。
なんだ、当面は安泰ですね。
ついでに現役の榛原斎場と不帰堂火葬場以外、ささっと廻ってみました。
旧菟田野町立岩崎火葬場ですが、墓参りの老女にお聞きしたところ、
「去年やったかな。潰してな。アンタが今クルマ止めた駐車場がその跡や。」
西谷・蕨共同墓地火葬場は、taiyoo様のレポートがビンゴです。
重油炉が1基です。
墓地の外周の道は墓地内の通路ではなく、普通の生活道路です。
囲いなんてありません。
確かに煙突のひび割れが酷いのですが、
隙間から覗いてみると、炉前も炉裏も全く荒れておらず、キレイでした。
向渕共同墓地火葬場は県道沿いにあって、容易に見つかります。
電気の引き込みは生きているようです。
少なくとも昭和８年には火葬場があったんですね。
炉前です。
炉裏です。
薪も積んでありました。
無山共同墓地火葬場ですが、taiyoo様の[1]の写真は火葬場ではなく、
市営「無山共同浴場」でした。
http://www.city.uda.nara.jp/agriculture/reiki_honbun/ar27803541.html
時間が早かったので、実際に営業しているかどうかは分りません。ここも煙突が崩落しそうです。
一方の市営「うたの湯（岩崎）」は22年度中に廃止されているらしく、条例から削除されています。
無山共同墓地火葬場は共同浴場からさらに北西に徒歩で3分ほどの共同墓地内にありました。
無山斎場と表示されています。
扉の隙間から覗いてみると、祭壇があるようですよ。
中はキレイです。
どの火葬場も太い短煙突が特徴ですね。
乗用車が駐まっていたので、墓参りの方に取材をと思ったんですが、
誰も居らず、近所の方が駐車場代わりに使っているようですね。
またまた空振りの「京の骨壺屋」でした。
菩薩様、追加投稿ありがとうございました。
その後取材に出られず、悶々としておりましたが、近く再開致します。
さて、奈良の火葬場ですが、県の集計によると平成16年と古いのですが
http://www.pref.nara.jp/secure/26295/section8.pdf
（その後は市町村に移管されたのかも知れません。）火葬場数はそれぞれの所轄保健所管内で
奈良市保健所：3、郡山保健所：24、桜井保健所：26、 葛城保健所：17 、内吉野保健所：51
吉野保健所：30 箇所となっており、大半は除却したものの廃止届を出していない物件と思いますが、
菩薩様の発見された物件も含め、かなり残っている可能性がありますね。
私もできる範囲で捜してみようと思います。これからも宜しくお願い申し上げます。
火葬場にも物語はあります。
でも、なかなか伝わってこないものです。
貴重な情報をありがとうございます。
物語の一部が垣間見れたような気がします。
奈良県下市町火葬場
現役で立派なコンクリ煙突を備えた火葬場です。
2023.7.2撮影
奈良県川西町下永火葬場
再燃路もついてなさそうな古い火葬設備です。
生活道路を下ったとこに位置してますが向かいは普通にアパートとかありました。
奈良県川西町下永火葬場
立派な手引き霊柩車も状態よく保管されてましたが、もしかしてまだ現役??
宇陀市無山地区火葬場
2022.1.28
この時に解体された物語を聞きました。
ノーマルタイヤで死にかけましたが無事に写真を収めれました。
是非拝みたかったのですがね…残念です