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島の火葬場-離島の離島へ行く-

[1] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:44 No.5371
5371.jpg (2673KB)

このゴールデンウイークにちょっとした連休を取ることができたので,かねてより行きたかった長崎県の島を巡ることにした。
とりあえず,大阪からあちこち取材しながら寄り道して10時間かけてまずは佐賀県伊万里市に入った。
この画像は平戸港で撮影したものであるが,先にここにくるまでに立ち寄った島の火葬場を紹介しておこう。

※お断り
このご時世ですので,ワクチン3回接種に加え,毎日体温測定と体調確認をし,安全を確保したうえで訪問しています。


[2] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:45 No.5372
5372.jpg (3990KB)

松浦市福島斎苑-長崎県松浦市福島-

松浦市福島にある火葬場である。
ここは,直線距離では松浦市街から10キロ程度であるものの,島に入る唯一の福島大橋が佐賀県伊万里市の北東側にあるため,車で行くと伊万里湾を大きく回り込まないといけないので時間がかかってしまう。
そのため,市町村合併後もこの火葬場が残されたのであろう。
門が閉まっていたので,別アングルの写真が撮れず画像はこの1枚のみである。
グーグルマップの空撮画像を見ると右後ろ側に排気塔が見える。
建設年は1991年であり,炉は2基である。


[3] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:45 No.5373
5373.jpg (3867KB)

平戸市平戸斎場-長崎県平戸市平戸島-

平戸島は,某ペディアによると面積163.42平方メートルで,国内で20番目に大きい島とある。
南北に長く端から端まで車でも60分程度かかるくらいの大きさである。
離島といっても,平戸瀬戸の最も狭いところで570メートル程度であり,そこに北松浦半島から平戸大橋が架かっていてアクセスは良好である。
平戸市平戸斎場は,島の中央よりやや北側付近,市役所からは8キロほど離れた山中にある。
ここの施設は,かつて浅香先生の論文で「日本三大案内が不親切な火葬場」の一つとして挙げられていたが,今はちゃんと曲がり角に案内があって分かりやすくなっている。
ところで,今回は時間の都合で地元の図書館に立ち寄れなかったため,平戸市の旧施設の場所が分からないままとなっている。
もし,平戸市の旧施設の場所をご存じの方がおられれば,こっそり教えていただければ幸いです。


[4] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:46 No.5374
5374.jpg (5394KB)

入口の標記
石造りで重厚感がある。
ではここを曲がってみましょう。


[5] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:47 No.5375
5375.jpg (3613KB)

左カーブを過ぎると斎場が見えてきた。


[6] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:47 No.5376
5376.jpg (2459KB)

奥が火葬棟で,手前側が待合棟であろうか。
1985年に建設された施設である。
炉数は3基で,人形石斎場統合のために1基増設されている。


[7] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:47 No.5377
5377.jpg (2628KB)

道路から階段があったので,別アングルからの撮影。

[8] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:48 No.5378
5378.jpg (4694KB)

平戸市大島村火葬場やすらぎ苑-長崎県平戸市的山大島-

さて,二つの島の火葬場を巡った後に,ようやく平戸港に到着した。
平戸島からさらに離島である的山大島に行くためである。
早速,切符を購入する。
右側から,乗船券,上陸券,領収証となっている。係員を通過する度に右側から券が切り取られるシステムだ。
運賃は片道660円である。
ところで,この行先を正確に読める方はおられるだろうか。
読めれば,地元の方か,旅行好きな方か,漢字博士である。
正解は「あづち」と読む。
この船で行く島の名前は的山大島(あづちおおしま)であるが,地元では的山が省略されて単に大島と呼ばれることが多い。


[9] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:49 No.5379
5379.jpg (4989KB)

平戸港に停泊する,フェリー大島

後ろに平戸城が見えているが,今回はそこに寄る時間的余裕がなく,本当に火葬場見学のみである。
金と時間の使い方が間違っているのではないかという疑問が湧くが,観光に来たわけではない,と自分に言い聞かせて朝一番の船に乗る。
平戸港出航は8時25分で,的山港到着は9時5分である。
ちょうど40分の航海だ。


[10] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:49 No.5380
5380.jpg (4964KB)

定刻通り船は出航した。
左の山の上に平戸城が見える。
さて,島にはどのような火葬場が待っているのだろうか。
胸躍らせる瞬間である。


[11] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:50 No.5381
5381.jpg (4891KB)

途中で島の写真を撮ったところ,運悪く2つの島が重なってしまった。
左手前側が度島(たくしま)で,奥の風力発電所が林立している島が目指す的山大島である。
度島の手前に船が見えるが,これは本船の5分前に出航したフェリー度島であり,本船が途中で追い越すダイヤとなっている。


[12] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:50 No.5382
5382.jpg (6291KB)

9時5分定刻通りに的山港に到着した。
的山大島は,港や海水浴場以外は断崖絶壁が多い島である。
火葬場のあるあたりを船から見ても断崖の上にあるように見える。
山登りを覚悟しなければならない。


[13] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:50 No.5383
5383.jpg (5464KB)

これが的山大島のマップである。
海水浴場や,神浦の町並,大賀断崖等が見どころのようである。
あと,釣りの方も多く来島されるという。


[14] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:51 No.5384
5384.jpg (6507KB)

では港を出て火葬場方向に進もう。
港を出て右側に曲がると緩い上り坂が続く。
同じ大島でも,宗像市の大島はキツイ上り坂だったので,これくらいの勾配は,はるかに楽である。


[15] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:51 No.5385
5385.jpg (6015KB)

5分ほど歩いて港を振り返る。
緩い坂ではあったが,それなりに標高を稼いでいる。
なお,港のお土産屋さんは休業しており,自販機もないため,港付近で水分を入手するのは困難であるから注意が必要だ。
ちなみに,フェリー大島の自販機も「故障中」の張り紙があって使用できなかった。
念のため平戸港で水を買っておいて正解だった。


[16] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:52 No.5386
5386.jpg (6370KB)

中央奥に見える島は,生月島である。
島の左端に平戸島とをつなぐ生月大橋が見える。
かつてはそこにも煙突付の人形石斎場があったが,2018年3月末に閉鎖され,今では跡地になっているので,今回は立ち寄らない。


[17] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:53 No.5387
5387.jpg (7682KB)

港から15分弱歩くと,火葬場への分岐点が現れた。
ここを右奥へ進む。


[18] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:55 No.5388
5388.jpg (7833KB)

運よく門が開いている。
稼働日なのだろうか?
使用中であれば潔く引き返し火葬が終わるまでどこかで待機しなければならない。
乗客には参列者らしい方がおられなかったので違うと思いたいが少し不安になる。


[19] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:55 No.5389
5389.jpg (4064KB)

建物が見えてきた。
ここを左に曲がると建物正面に出る。


[20] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:56 No.5390
5390.jpg (2556KB)

その前に裏側から撮影。
排気口は見えないように屋根に埋め込まれている。
空撮画像を見てもらえれば排気口が良く見えるので興味のある方はグーグルマップへどうぞ。


[21] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:56 No.5391
5391.jpg (5159KB)

そろそろと建物に接近したところ,使用していなかったので,外観を見学させてもらうこととした。
入口のやすらぎ苑と彫ってある石碑には平成15年竣工とある。
島の火葬場では相当新しい部類である。


[22] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:56 No.5392
5392.jpg (3390KB)

建物全体を撮影した。
奥側が火葬棟で,手前が待合棟である。


[23] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:57 No.5393
5393.jpg (3034KB)

こちらが火葬棟の入口である。
重厚な扉である。


[24] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:57 No.5394
5394.jpg (4053KB)

待合棟入口に定礎があった。
文字が傘立てに隠れているが,火葬場の物品は動かさない主義なので,今回はこれで我慢した。


[25] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:57 No.5395
5395.jpg (2877KB)

待合棟入口は二重ドアになっているため,少し離れてから撮影。
スリッパが置いてあるのが見えるので,待合棟は二足制なのだろう。


[26] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:58 No.5396
5396.jpg (5578KB)

旧大島村営火葬場-長崎県平戸市的山大島-

さて,遠路はるばるこの火葬場に来たのには,もう一つ理由がある。
平戸市公共施設等総合管理計画を見ていると,大島村火葬場やすらぎ苑の南側に,旧大島村営火葬場の建物が現存しており,倉庫として使用されているという文言を発見したためである。
グーグルマップの空撮でも,確かに建物が写っておりかなり期待できる。
これは,旧火葬場入口にある仏像である。
六地蔵とはまた違う種類の仏像であろうか。そのあたりに明るくないのが残念だ。


[27] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:58 No.5397
5397.jpg (4073KB)

こちらは,旧火葬場敷地北側にある,納骨堂である。
現行の施設には霊灰塔のようなものは見当たらなかったので,ひょっとしてこちらを継続使用しているのかもしれない。


[28] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:59 No.5398
5398.jpg (4424KB)

旧大島村営火葬場の建物である。
昭和43年の建設であり,昭和らしい直線的なデザインだ。
私の好むデザインである。
屋根上に排気口の跡らしきものが見える。


[29] 名前:こむすび :2022/05/08 (日) 20:59 No.5399
5399.jpg (4303KB)

左前から撮影。
隙間から中を見てみると,火葬炉は既に撤去されていて,広くなった屋内に物品が積まれているのが見えた。
火葬炉が無くなっても建物が残っているだけで過去のことが想像できるのでありがたい。
いつまでも倉庫として使用してほしい,と勝手に願う。


[30] 名前:こむすび(最終) :2022/05/08 (日) 21:00 No.5400
5400.jpg (3783KB)

やすらぎ苑から玄界灘を望む

さて,目的も果たしたので帰ることにしよう。(本当は別の火葬場を見に行く)
色々な島で聞いてきたことであるが,大けがや重篤な病気の際は,本土側の大病院に入院するので,何かあった場合,島の火葬場を使用せず,本土で火葬することが多いという。
親類が集まるのにもその方が都合が良いからだという。
この火葬場の稼働状況は不明であるが,法定耐用年数もあと30年ほど残っており,その30年後あたりに建て替えかそうでないかの判断が下される日が来るであろう。
本来は,稼働しない方がよい施設ではあるが,行政の施設使用状況の指標としては,利用者数をもとにしていることが多く,そういう意味では,利用の少ない火葬場は不利である。
行政も,不景気や社会的状況により予算の確保に四苦八苦しており,少しでも非効率的な施設があれば廃止の方向に持っていく傾向にある。
実際,私が巡った島の火葬場はこの10年で半減してしまっている。
この島から本土までは船で40分である。
住民の利便性と効率性を天秤にかけての判断となろうが,例え多少不経済であったとしても,地元の方が地元で見送られる環境はできるだけ残してほしいと祈念して本レポートを終わることとしたい。



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