掲示板へ戻る /全部 /1- /最新20 /▼ラスト
河内の火葬場
- [1]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 12:49 No.2619

「煩悩くん」改め「京の骨壺屋」です。宜しくお願い申し上げます。
唐突ですが、急に火葬場が見たくなり、早起きして河内へGO!
まず、かつて火葬場が存在し、歴史上の人物のお墓やキリシタン灯籠で有名な墓地を訪れてみました。
変った形の排気筒?(松原ライオンズクラブのHP内に写真があります。)が特徴の建物が目当てだったんですが、
管理をしている石材店?の方によれば、
「もうここでは何十年も火葬をしていなかったので、潰しました。」とのこと。
跡形もありません。うーん、遅かった。残念でした。
- [2]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 12:52 No.2620

次にこの市で唯一、現存する地区所有の火葬場にやって来ました。
2chでは「実際うちのおじいちゃんが亡くなって(中略)○○の風習で墓場の焼き場まで手押し車に棺おけを乗せて運ぶ。
それがその住宅地のど真ん中を歩くわけですよ(汗)」
と書き込まれていた物件です。
- [3]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 12:55 No.2621

http://irumin.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/01/post_365a.html (直リンごめんなさい。)
に貴重な記録がありました。確かな情報のようですね。
大阪の民営斎場のようなクラシックな物件をイメージしていましたが、
近代的な煙突物件で、管理が行き届いており、大切にされているのが分ります。
墓地の火葬場として理想の形ですね。
ただ、周囲には大きなマンションが建設され、墓地際までさらにマンションが建設されるようです。
- [4]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 12:56 No.2622

ここでお墓参りの老女に取材です。
京「こんにちは。これってヤキバですよね。今でも使っているのですか?」
老「ココの人はみんな使ってますよ。私も嫁いできて30年以上になりますが、ここで何人もお見送りしましたよ。」
京「かなり昔からあるんですか?」
老「そうですね。嫁いで来たときには既にありましたね。昔は薪で焼いてました。相当昔から在るのではないでしょうか?今でも普通に使っていますよ。」
- [5]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 12:57 No.2623

京「手押し車に棺桶を積んで町中練り歩いたというのは本当ですか?」
老「練り歩くというか、そう見えるかね?手曳き霊柩車は毎回使うので会館(公民館)にあるよ。」
京「皆さん門徒さんですか?」
老「いいえ、門徒さんも居れば、いろいろですわ。学会の方も居てるよ。だから、坊さんはめいめいで手配するんですわ。」
- [6]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 12:59 No.2624

京「夜に焼くんでしょうか?」
老「いいえ、昼の11時ころから焼きますよ。」
京「ヤキバの維持管理に相当費用がかかると思いますが・・・。」
老「あちこち補修しています。墓地管理委員会が積み立てをしているので、ウチらが直接負担したことはあらへんわ。」
- [7]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 13:01 No.2625

地区内で葬式、法事等があった場合、皆さんからいただいたお金を墓地管理委員会はじめ、婦人会、青年会等に寄付する慣習があるようです。
自治組織がしっかりしていますね。ここの公民館は特にデカイです。さすがに由緒正しい歴史の町。お見それしました。
- [8]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 13:02 No.2626

裏の池では耳の赤いカメが大繁殖。投網を打てば10トンダンプで数台分は捕れそうです。
- [9]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 13:03 No.2627

次は隣市との境にある墓地に行きました。
ここには火葬場らしき施設は在りませんが、何故か火屋と称する小屋があります。排煙孔はありません。
中を覗くと空っぽ。コンクリート土間の上に畳一枚ほどの鉄板がツインベッドのように2枚、並べてありました。
- [10]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/23 (金) 13:06 No.2628

不思議に思ってお墓参りの男性に伺うと、
京「火屋ってありますが、ここ、ヤキバですか?」
男「この市には(公設の)ヤキバはないので、瓜破さんに入りますよ。昔は確かにヤキバがあったんだと思いますよ。
これはね、つい数年前に建てられたんです。非常時はここで焼くということで建てたと聞いています。」
ひょっとして鉄板の下には申し訳のように溝状の火葬炉が掘ってあるのでしょうか?
一旦廃止すると2度と新設できないので形だけ残してあるのでしょうか?
ちょっと都市(田舎)伝説っぽいですね。午前中はココまで。おにぎり食べて休憩しなくっちゃ。
- [11]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:20 No.2632

午前中の行程を終え、吹き出す汗を拭いながら結局ココの日陰のベンチで休憩。
おにぎりを2ついただきました。
炉棟横に自販機があったので「富士山のバナジウム天然水」を購入。
- [12]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:23 No.2633

ふと見ると何かあります。
管理人様からいただいた資料中で浅香先生が記述なさっていた
「手曳き霊柩車」というものですね。
- [13]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:26 No.2634

「煙のゆくえ」様が訪れた時と変らない佇まいですが、
雅ホールの指定葬祭業者が変っています。
きっと定期的に競争入札するのでしょうね。
このホールって柏原の同名ホールと同じ系列なんでしょうか?
- [14]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:29 No.2635

早速お墓参りの老女に取材です。
京:「ここのヤキバは、この地区の方でないと使えませんか?」
老:「いや、そんなことはないで。この前も隣村から頼まれて焼いたらしいわ。」
京:「誰が焼いてくれるのでしょうか?葬儀屋さんですか?」
老:「いや、ちょっと前まで専門の女の火夫さんが居ったんやけど、もうでけんように(できなく)なったんで、その娘婿が継いだらしいわ。」
京:「下世話ですが、料金はいくらなんでしょうか?」
老:「はっきりしたことは分らん。大した額やないと思うわ。
そやけど、ホールで葬式やると最低ランクでも65〜75万以上で坊さん1人14万追加やで。
生きててもカネ、死んでもカネや。ウチにはそんなもんあらへん。」
京:「そうなんですか、暑いのでお体を大切に。どうもありがとうございました。」と帰ろうとしたんですが・・・。
- [15]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:38 No.2636

実はこの近くに大きな総合病院と付属老人介護施設があるんです。
WEB地図によると、その真裏に小さな墓地があって、航空写真では、どうしても建物の屋根に突起が見えるんです。
「こんなところにまさか・・・。」と思ったら、やっぱり火葬場です。私の目はごまかせません。
浅香先生もこの物件には言及されていません。
さっきの火葬場から250m程度しか離れていませんし、老人介護施設の窓から丸見えです。
- [16]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:40 No.2637

墓地の日陰で喫煙中の中年婦人に尋ねます。
京:「これってヤキバですよね。病院の裏で、すぐ上は住宅。今でも使っているんでしょうか?」
婦:「病院のモンやけど、そんなん見てへんし、知らんわ。どうでもええもん。」
と期待外れの素っ気ない返事。どうやら施設の不良職員が勤務を中抜けして墓地で喫煙だったようです。
そそくさと逃げ帰って行きました。禁煙すればいいのに。
残念ながら誰にも会えず、取材は空振りです。
- [17]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/30 (金) 09:42 No.2638

上の住宅からは、毎日こんな景色が見えるんですね。
火葬場の方がずっと昔から在ったんでしょうが、点火直後の煙モクと臭いには困るでしょうね。
取材ができずに困った「京の骨壺屋」でした。
- [18]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:15 No.2639

せっかくの連休だし、この切符もまだ有効期間内です。
翌日もやっぱり火葬場が見たくなり、早起きして「歴史と文化が息吹く町」へGO!
「日焼け止め」は必須アイテムです。
- [19]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:17 No.2640

やって来たのは、最近、一般にも墓地を分譲している「山田斎場霊園」です。
- [20]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:20 No.2641

町の地域防災計画128ページによると、炉は1基です。とても建物がキレイです。
炉棟が3層に見えますが、2〜3層はフェイク、排気設備で占められています。
多分直上型の再燃装置が付いていると思います。
- [21]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:21 No.2642

排気孔はこんなんです。上手に隠されています。
- [22]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:23 No.2643

正面ガラス越しに中を見ると、内部もとてもキレイです。新しそうな手曳き霊柩車がありました。
もっとも古い墓地には狭隘で霊柩車が入れません。
仲間や親族に曳かれて行くなんて、幸せですね。
これは松原や羽曳野とともに、河内地方共通の葬送文化のようですね。
墓地の頂上付近におられたご主人に早速取材です。
- [23]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:25 No.2644

京:「このヤキバは誰でも使えるのですか?」
主:「イヤ、山田区のモンだけやけど、新しい人でも村の組織に入ってくれれば使えるわ。
ちょっと村の付き合いはあるけどな。」
京:「他の方はどこまで焼きに行くのでしょうか?」
主:「そやな、T林市に行っとるようやな。」
京:「下世話な話ですが、使用料金はどのくらいでしょうか?」
主:「この地区の(墓地管理委員会の)モンはタダや。だいたい昼前から焼く。
でもな、T林市のHYという葬儀屋に焼いてもろとるさかい、葬儀屋に2〜3万円は包んどるのと違うか?」
京:「皆さん、門徒さんですか?」
主:「いや、ワシは門徒やけど、いろいろや。」
- [24]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:28 No.2645

京:「今日は祭りですか?」
主:「そうや。ダンジリ祭りや。ここはええとこやでぇ。すぐソコまで高速道路来てるし、
大阪まで車で30分、ワシも大阪まで仕事に出とるんや。若いモンもようけ(たくさん)居るで。」
京:「わたしも定年後に住みたくなりました。でも農家でないと無理ですね。」
主:「今は農業では生活でけへん。みな兼業や。ここ(今立っている墓地)も元はウチの畑やったけど、
墓地にしたら売れた。あと1区画しか残ってへん。新しい宅地もまだようけぇあるで。」
京:「考えてみます。貴重なお話をありがとうございました。」
のどかな山間地ですが、とても活気があり、本当に住んでみたくなりました。
さて、もう一方の火葬場に向かいます。何とか歩ける距離です。暑いけど、空気がおいしいです。
- [25]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:30 No.2646

全景はこんなんでした。すり鉢状の敷地で、真ん中の四角い建物が火葬場です。
- [26]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:31 No.2647

左の多角形の建物は納骨堂です。
- [27]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:35 No.2648

正面はこんなんです。シャッターが降りてました。
ここで50代と思われる墓参りのご婦人に早速取材です。
京:「これ、ヤキバですよね。昔からあるんですか?」
婦:「そうやね。私が嫁いで来た時には既にありましたね。でも煙突がありましたわ。
薪で焼いとったかな。20年位前でしょうかね。立て替えたのは…。
今はね、あんまり使わなくなりましたね。T林市の斎場で焼くことが多くなりました。」
- [28]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:37 No.2649

京:「下世話な話で恐縮ですが、使用料はなんぼでしょうか?」
婦:「春日区(の墓地管理委員会の会員)はタダやったと思いますわ。日中に焼きます。
誰が焼いているかは知りませんが、知らない誰かがどこからか来て焼かはります。」
京:「焼くとき、坊さんは来てくれるのですか?」
婦:「この付近にお寺は4箇所あります。皆さんどこかの檀家さんですから、各自で手配します。」
京:「貴重なお話をありがとうございました。」
2階の窓から見えるのは直上型の再燃装置でしょうか?
- [29]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:41 No.2650

ときおり、収穫したブドウを満載した軽トラックが通ります。
上ノ太子駅までは歩いても10分位です。
この他に昔、太子集落に「太子町火葬場」なる物件があったはずなのですが、
この暑さで跡地探しはギブアップ。また来ればいいだけですね。
- [30]
名前:京の骨壺屋
:2010/07/31 (土) 19:43 No.2651

帰りに、有名な飛鳥集落の火葬場にもお邪魔しました。
古いけれども、噂どおりキレイに手入れされています。
でも、お墓参りの家族連れにお伺いしたところ「ここではもう焼いていませんよ。」とのこと。
ええーっ!いったん廃止すると、もう2度と新設できないので残しているのでしょうか?