大宮聖苑 by文鳥様 こむすび様 東博君
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以下、文鳥様 こむすび様 東博君のレポート
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2004年7月1日に供用開始された大宮聖苑です。
供用開始前に見学させて頂いた時の様子です。
文鳥様のご尽力と、さいたま市当局のご理解で実現したものです。
本当にありがとうございました。

まずは建物全景、、と言いたい所なのですが、面積が広くて全体像を写真に収める事は難しいです。
右方が火葬棟、左がエントランスや受付のある管理棟になります。
(東博君)

こちらはエントランス及び事務棟です。
この中には、運転手待合い室もあります。
(こむすび様、以下敬称略)

火葬棟の側面です。
緑の斜面に覆われて目立たない建築になっています。
火葬棟にしては、建物高が低く見えます。
動物炉や非常用燃料タンク等の施設もこの区画にあります。
(東博君)

別アングルからの火葬棟側面です。
動物炉は白いコンクリート部に開いている入口から入ります。
こちらの入口は給油等のサービス用としても使われています。
(こむすび)

小動物炉用の炉前室。
動物用としては非常に立派です。
火葬炉と集塵機は、前室が無いだけで人体用と同一です。
また、収骨トレイも人体用と同一の物を使っています。
(但し、人体用と兼用は無いと思います)
(東博君)

裏側から見た全景です。
公園を兼ねた緩衝地になっています。

エントランスホールには、スウェーデンから輸入した椅子が並んでいます。
「掛け心地には自信あり」とのことで、一度座ってみましたが確かにそのまま寝てしまいそうなくらい心地よいものでした。
(こむすび)

ロビーの広い窓から中庭。
緑と水、一言で言えばそんな印象の火葬場です
(東博君)

中庭も水を湛えた作りで、維持管理には相当なお金がかかりそうな感じです。
(東博君)

エントランス左側には棺運搬台車が置いてあります。
台車は、臨海斎場のものとほぼ同じです。
なお、場長様によれば「車の免許があるから簡単かと思ったが、この台車の運転は以外と難しい」とのことです。
(こむすび)

大宮聖苑には、太陽光発電システムも設置されています。
発電状況は、事務室入口にあるパネルに表示されます。
(こむすび)

パネルのアップです。
俯瞰図も載っていました。
(紺色文字は、私が追加加工したものです)
(東博君)

これは、骨上げなど式の進行状況を表示するパネルです。
運転手控え室に設置されており、このパネルで進行状況を確認して車の準備をします。
(こむすび)

火葬棟のロビーです。
今年竣工した火葬場は何箇所か見学させて頂いたのですが、ずば抜けて立派な印象です。
(東博君)

告別室越しに炉前が見えます。
告別室は3室あり、他の遺族を気にすることなくお別れすることができます。
炉数は10基で大型炉8基、超大型炉2基となっています。
他に小動物炉が1基あります。
ちなみに炉番号は4と9を使用していないため、左から1〜3、5〜8、10〜12となっています。
なお、炉は2基増設可能で、そのスペースにはすでに他の炉と同様に化粧扉が設置され、13、15番の番号が振られています。
なお、告別室1室につき4基の火葬炉をセットにして仕切ってあり(但し2基分は増設スペース)、仮に3室同時に告別をしても火葬炉前でお互いに鉢合わせすることはありません。
(こむすび)

告別室です。
(東博君)

告別室の天窓を撮影。
自然の光が祭壇を包みます。
(こむすび)

祭壇のロウソクは、なんとアルコールランプでした。
ロウソク状になった筒の内側にうまく仕込んであります。
(こむすび)

右側の告別室から炉前に行った後は、こちらから出てくるようになっています。
(こむすび)

炉前室です。
4基の炉で1室の炉前室になっていて、それが3部屋あります。
最大12基の炉が設置出来ますが、現在は10基で2基は予備スペースになっています。
ここも水を湛えた中庭があります。
(東博君)

炉前にある水のオブジェです。
水の音だけが静かに聞こえます…。
(こむすび)

重厚な雰囲気の化粧扉です。
(東博君)

化粧扉上は、石材の壁と自然光を採り入れた間接照明になっています。
(東博君)

火葬炉横にあるスイッチです。
上が化粧扉開閉、下が炉前操作完了スイッチです。
炉前操作完了スイッチを押すことで、いつでも点火できるようになります。
(こむすび)

入口から見た火葬炉です。
通常は、奥の火葬炉と前室の間は耐熱扉が下ろされ、会葬者から炉内は見えないようになっています。
また、前室の左側シャッターも通常は閉じています。
火葬後の掃除や残灰処理を行う場合に、このように開けて炉裏から作業します。
(こむすび)

前室脇にある操作盤。
断熱扉や台車の移動スイッチがあります。
断熱扉を開ける時の音は、意外と大きくてビックリしました。
(東博君)

火葬台車下部です。
この頃の火葬場では自動で台車が動きますが、このように下部のフックに台車駆動装置を引っかけて移動させるようになっています。
(こむすび)

台車駆動装置のモーターです。
(こむすび)

デレッキ口から覗くとこのように見えます。
(こむすび)

炉裏と収骨室との間に、収骨準備のための部屋があります。
こちらでお骨を収骨台に移して画面左側にある収骨室に持っていきます。基本的に遺族の目には触れないところです。
(こむすび)

収骨室。
内装は、石材を使っていて重厚さを増しています。
(東博君)

収骨セットです。
鉛筆のようなものは、骨壺のお骨を入れ上から突いてスペースを造るための棒です。
(こむすび)
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