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2005年7月1日供用開始の浦安市斎場です。
オープン前のため、公共交通機関がありません。
リゾート施設にある駅から歩いて行きました。
堤防沿いの眺めの良い道です。

周辺の風景です。
煙突のある建物はクリーンセンターです。
海に近い斎場です。

外観は至ってシンプル。

なんか、煙が出てますね。
と言っても、火葬場からの煙ではありません。
ついつい、クリーンセンターの煙突と被さってしまいます。

クリーンセンターとは蒸気配管で結ばれていて、廃熱を貰っています。
空調等のエネルギーに有効活用しているようです。

敷地の隅にある慰霊塔。

先ずは、館内の案内図です。

海に面している事から、悪天候時には潮風が強いそうです。
海側に築山を築き、車寄せに風が吹き込まないようにされています。
右にある鉄塔は、海上保安庁のレーダーです。

車寄せから式場入り口を見てみます。
各式場は、それぞれ独立した入り口になっています。
強風時に備え、風除室は長めです。

比較的小規模な式場が3室(50人程度でしょうか)

祭壇は、仏式、神式、正宗式、キリスト式が用意されています。

こちらは神式の祭壇。

式場から火葬場までは、途中に仕切りはありますが、一直線のホールになっています。
なんか、この椅子が気になります。

炉前ホールです。
炉数は4基+予備スペース2基です。
炉前ホールは2室あり、1室に2基(予備1基)あります。
真ん中に炉室があり、両側に炉前ホールが挟むようにあります。
炉壁は海をイメージしたのでしょうか。

炉は宮本工業所製です。
燃料は都市ガスですが、非常用には灯油を使います。
バーナーは取り替えて使うそうです。

いきなり場所が変わって、かわさき南部斎苑。
あっ、このイスだ!

柩用と耐火台車用のキャリアです。

東京近郊では、少数派の台車収骨です。
新斎場が完成するまで浦安市民は、瑞江と市川を使っていたそうで、そちらが台車で収骨しているとの事で、市民に馴染み安いとの理由だそうです。

オレンジ色っぽい道具は、釘等の金属を取り除く磁石です。

2階には、式場控え室と火葬待合室があります。
控え室を待合室に使う事も可能なようです。

オープンな雰囲気の待合室です。

廊下の各所には、喫煙所を兼ねたバルコニーがあります。
浦安市斎場は、賛否はあるかも知れませんが、斎場らしくない独特な雰囲気があります。
しかし、重い気持ちを癒すという意味では、一つの方向性ではあると思います。
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