*画像をクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます。

2008年6月3日に供用開始された入間東部広域斎場「しののめの里」です。

建物の配置は案内図をご覧下さい。
図下側は駐車場で、全体的には細長い敷地です。

正面の門から入ると、まず火葬棟があります。
この日は一般見学会でしたので、自転車でお見えになる方も多かったです。
ここは式場も併設されていますので、普段の日も自転車で来られる方もいらっしゃるかも知れませんね。
車社会といっても年配者など自動車を運転しない方もいらっしゃいます。
葬儀は急な事ですので、家族に自動車で送って貰う段取りが出来ない場合もあります。
(853x1280)
こちらは屋内の配置図です。

火葬棟から入ってみます。

入ると、まず広くて明るいエントランスホールがありました。
告別室は入り口を入って左右に2室あります。

告別室です。
エントランスから一転、暗い空間になりました。
いつも書いている事ですが、明るい空間から暗い空間に初めて入るには不安感が生じるものです。
最後の見送りという神経が磨り減っている時は特にです。
ここに限った事ではないですが、葬儀で訪れる利用者の視点に立ってない過度な演出だと思います。
平常心だと厳かな雰囲気に感じたとしても、それは火葬場では全く意味の無い事です。
肝心なのは、火葬場を利用する方の気持ちではどう感じるかという事です。
また、先に明るいエントランスと書きました。
エントランスの役目の一つは、外の環境と中の環境との緩衝という意味もあると考えます。
明るさや温度の変化に順応するための緩衝地帯という事です。
そういう意味では、エントランスは必ずしも明るい方が良いとは限りません。

式場から火葬棟まで棺を運ぶ台車がありました。(左写真)
火葬棟で使う棺運搬車にすっぽり納まります。(右写真)
これだと、棺を載せかえる手間が省けます。
よく考えられたものだと思います。

炉前ホールです。
天井の他、水盤からの明かりも採り入れられています。

炉前ホールから水盤を挟んでエントランスホールが見えました。

待合棟の方に進んでみます。
待合ホールまで着くと、左右に分かれて各待合室があります。

左右の待合室の間には中庭があり、とても明るい雰囲気です。
更に奥には待合ロービーや喫煙室がありました。
一番奥にロビーがあると、ロビーの存在に気付かない方もいらしゃるかも。

売店兼ラウンジです。

こちらは待合室。
窓はありませんが、天井からの採光でとても明るいです。

収骨ホールを経て収骨室が2室あります。

こちらは収骨室。
関東ではよく見る台車からトレイに移し替えて収骨を行うスタイルです。

収骨室の奥はバックスペースである収骨準備室で、位置的には炉前ホールと収骨室の間にあります。
お骨を台車から収骨トレイに移す作業や台車置き場として使います。
作業用の道具類が展示(?)してりました。
一角には霊安室もあります。

収骨室から一旦外に出て式場棟の方へ向かってみます。

式場棟に入ると、左右にロビーやお清め等に利用できる集会室があります。
各式場ごとにそれぞれ入り口があります。

式場は3室で、こちらは一番広い式場。
祭壇も常設されています。

式場の後ろ側には、お手洗いや遺族控室がありました。
後ろのスペースには光庭があります。
採光の他に遺族控室とお手洗い等と空間を分離させる役割もあるような感じです。

火葬棟と式場棟の間の裏側には、警備員室や救護室、業者用の控え室なんかがあります。

また、裏側にはペット火葬用の設備もあります。
細長い敷地という事で、端から端まで歩くと結構な距離になります。
火葬場の用地を確保する事は極めて困難な事で、これは致し方ありませんね。
また、全体的に外光を多く採り入れた明るい斎場です。
|