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[31] 名前:東博君★ :2009/09/11 (金) 21:50 No.1921
地元紙「三條新聞」に三条市斎場最後の日の様子が詳しく載っています。
閉場式の様子を伝える記事は珍しいので、その部分だけ引用させて頂きます。

三條新聞 2009年9月1日 (火曜日)より一部引用

火葬炉の前で閉場式 直江町の三条市斎場
宗村市民部長と職員、衛士3人
最後の2体火葬を終えて厚い鉄扉静かに下りる

三条市は三十一日、旧斎場の業務時間が終わるのに合わせて午後五時から火葬炉の前で閉場式を行った。
関係職員八人だけの小さな式だったが、国定勇人三条市長の閉場の言葉(代読)は約五十年、ほぼ半世紀にわたって稼動した施設に対し、「本日の火葬炉閉鎖をもって幕を閉じさせていただきます。本当に長い間、ありがとうございました」と感謝して閉じた。
担当部課からは担当職員だけが出席。三基の火葬炉のうち、この日使用しなかった中央の炉の扉を開け、宗村里士市民部長が閉場の言葉を代読し、全員で五十年の感謝をこめて深く長く合掌。
宗村部長が扉の右上にあるスイッチを押すと、分厚い耐火扉が静かに降りて火葬炉を閉じた。
閉場にあたった市長の言葉は「当施設を閉じさせていただけるのも遺族、この斎場から旅立たれた多くの御霊のお陰です」と無事の終幕に感謝。
「当施設はただ遺体を火葬に付すだけでなく、故人との最後の別れの場、人々の終えんの場として荘厳な施設として役割を果たしてきました。日常生活で振りかえる事のない死と、生を改めて故人から学ばせていただく大切な場所。命の尊さを伝える聖なる場でもありました」と多くの人を見送った旧斎場の役目をたたえた。
閉場式は五分で終わり業務終了式を行い、最後まで勤務した正職員一名と嘱託員二人の三人の衛士に花束を贈った。