札幌市 手稲火葬場

手稲火葬場 手稲火葬場

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  手稲火葬場  手稲火葬場

2006年3月23日、札幌市山口斎場見学会の日に手稲火葬場に訪れました。
山口斎場供用開始により3月末で廃止になっています。
手稲市街地から坂を登った市営手稲墓地の奥にある小さな火葬場です。
(木造平屋 延面積126平米)




  手稲火葬場  手稲火葬場

ここは、黒ラベル様が既にレポートなさっています。
レポートを拝見して、是非とも見たいと思っていました。
建物右から、管理用、炉前、待合室となっています。
想像していたよりも民家が迫っています。




  手稲火葬場  手稲火葬場

3月の終わりとはいえ、まだまだ寒そうです。
でも、この日は暖かかったです。

この火葬場も、暖かい雰囲気です。




  手稲火葬場  手稲火葬場

角度を変えて1枚。
左は待合室ですが、民家のような雰囲気ですね。
炉前から待合室へは、一度外に出てから行くようですが、建物自体は繋がっています。




  手稲火葬場  手稲火葬場

昭和18年、手稲村(後に手稲町)の火葬場として開設され、札幌市と手稲町が合併(昭和42年)した時に、札幌市営となりました。
建物は開設当時の物ですが、この看板は合併後の物と思われます。
建物は取り壊されますが、この看板だけは保存されるようです。




  手稲火葬場

建物横には、残骨を収める供養塚と、、、見慣れない仏像様。




  手稲火葬場  手稲火葬場

火葬場裏に回ってみました。




  手稲火葬場

煙突です。
雪に埋まってなかなか近付けません。
火葬炉は、台車式灯油炉が1基、煙道の途中に再燃焼炉が設置されているとの事です。
火葬時間は、冷却も含め1時間半程だそうです。
旧式の施設の割りに短いですが、ここを使う方は年配の方しか居ないので、短い火葬時間になる事が多いようです。




  手稲火葬場

炉前です。
白タイル黒化粧扉と、典型的な炉前風景。
タイルも化粧扉もピカピカに磨き上げられています。
とても清潔な印象でした。




  手稲火葬場  手稲火葬場

もう一度表に回ってきました。
いかにも北海道らしい建築ですね。
今となっては貴重な建物です。




  手稲火葬場

供養塚の裏には、火葬場の歴史が書かれていました。
古い施設ですし、どの程度の利用率か気になっていたのですが、年間80件から100件の利用があったそうです。
意外と多かったんですね。
実際に利用する方は、近くだからという理由だけで使う方は殆ど居ないそうです。
年配の方が、「昔からここを使っていたので利用したい」、という希望が多かったそうです。




  手稲火葬場

施設も老朽化し、快適とは言い難い火葬場だったかも知れません。
しかし、とても心のこもった火葬場です。

施設概要等は、札幌市里塚斎場より提供して頂きました。
非常に詳しく丁寧な対応をして頂き有難うございました。

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