札幌市山口斎場
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*画像をクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます。 2006年4月1日、札幌市山口斎場が供用開始されました。3月23日、それに先立ち一般見学会がありました。 その時の様子です。 北海道には、何度も行った事はあるのですが、千歳まで飛行機で行ったのは初めてでした。 感想は、、、はやっ! と感じる間もなく着いちゃいました。 横長の割には比較的高さが低いので、ノッペリしたようにも見えますが、実際は複雑なカーブを描いている建物です。 全体像は、模型を見た方が判り易いでしょうか。 中央の車寄せ付近です。 壁面のレンガが良い雰囲気です。 人体炉29基と規模の大きな火葬場ですが、入り口は1ヶ所です。 入り口を入るとホールがあります。 が、ホールには見学者も多く、全体を写せないので端っこのオブジェだけ・・・ ここだけではなく、要所要所ににオブジェがありました。 見学会の当初の募集人数は、180人を想定していたようですが、700人ほどの一般見学者と300人ほどの葬儀関係者が訪れたそうです。 見学会を休日も含め複数日に設定し、申し込み制を採らなければ、もっと沢山の方が訪問出来たと思います。 ここに限った事ではないですが、行政の担当者は、「火葬場を見にくる市民なんて居るのか?」と思っているのかも知れません。 しかし、訪れる(訪れたい)市民は非常に多いです。 中には、火葬場オタクも混じっていますが・・・ 火葬場は注目されない施設だと思われがちですが、実際は関心の高い施設と言えると思います。 告別室に進んできました。 2室あります。 祭壇の左、床が金属の部分があります。 これは重量計になっていて、棺の重量を測り火葬時のデータにします。 珍しい仕組みですが、発注時の仕様だったようです。 告別室から炉前ホールに進むと、ドーンとインパクトのあるオブジェがあります。 これを中心に、左右に炉が並んでいます。 炉前のオブジェとしては斬新で珍しい色使いですが、意外としっくりきてます。 炉前ホール端から中央方向を見ます。 なだらかにカーブしています。 右側の各扉は、収骨室の入り口です。 化粧扉は、まあ標準的なものです。 炉前ホールから待合室のある2階に上ってきました。 中央付近にある告別室から炉前に入り、左右端のエスカレーターで上がります。 上がるとリフレッシュルームと呼ばれるスペースがありました。 (建物左右端に、同一のスペースがあります) サンルームのような雰囲気で、空中庭園に出る事も出来ます。 リフレッシュルームのリフレッシュって? と思ったら、マッサージチェアがありました。 ちょっと分かりにくいので、会葬者より葬儀社の方の利用が多そうな予感。 2階中央部に待合ホールや喫茶軽食コーナーがあります。 そこまでの通路両端には、特別控室と呼ばれる待合室があります。 案内図に描かれている部分は半分だけです。 実際には、この図と同じ作りのものが上方にもある事になります。 特別控室です。 全部で31室あります。 待合ホールまで進んできました。 ホールの脇には、チャイルドルームがあります。 他の火葬場のレポートでは省いてしまいいましたが、最近は子供用のスペースを設置している所が増えてきたように感じます。 こちらは授乳室、授乳室まであるのは珍しいかと思います。 待合ホール脇にあるエスカレーターを下ると収骨ホールがあります。 収骨室は全部で14室。 収骨室に入ります。 台にある引き出しが少し開いています。 ここには残骨吸引用のホースが入っていました。 壁面にはモニターがありました。 各状況を表示出来るみたいです。 全てが終わると、建物の端より外に出ます。 山口斎場はPFI方式で建設運営されています。 事業者には、JR北海道や札幌の老舗ホテルの関連会社という異色の会社も名を連ねています。 従来の火葬場とは一歩進んだサービスを期待出来るかも知れませんね。 |