伊豆聖苑 中豆斎場

伊豆聖苑

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  伊豆聖苑

2008年4月1日より供用開始された伊豆聖苑です。



  伊豆聖苑  

山の中腹にあり、途中には公園が整備されています。



  伊豆聖苑

火葬のみですので、駐車場は十分な広さがあります。
いちおう、自転車置き場も。
自転車が1台停まっていますが、ここまで来る為に修善寺駅で借りたレンタサイクルです。



  伊豆聖苑

建物裏は山なので誰にも見えませんから、味気ないデザイン。



  伊豆聖苑  

車寄せから中に入ると、まずエントランスホールがあります。
明るく広々しています。



  伊豆聖苑  伊豆聖苑

エントランスホールから外を見ると、富士山の先っちょだけ見えました。



  伊豆聖苑

全体の配置はこちらをご覧下さい。



  伊豆聖苑  

エントランスホールから炉前ホールに直結しています。
独立した告別室はありません。
火葬受け入れ時間は1時間に1件ですので、告別室がなくても問題ないでしょう。
火葬場でのお別れは、最後の最後である炉前で行うのが良いと思いますので、無理に独立した告別室を作る必要はないと思います。



  伊豆聖苑  

エントランスホールと炉前ホールの照明は、水銀灯の強烈な直接照明です。
水銀灯を使ってる所は初めてでしたし、冷たいような先入観があるかも知れません。
しかし、明るい屋外から入ってきても違和感を感じない明かりでした。
かなり良い感じです。
また、この火葬場では間接照明はあまり用いられていません。
でも、そのせいで雰囲気が良くないという事は全く感じませんでした。
不必要な間接照明や白熱灯は無駄でしかありません。
太陽電池パネルを設置するなどエコに力を入れている火葬場は多くなりましたが、無駄を省く事が一番のエコです。



  伊豆聖苑  

高台にあるせいか、待合ホールや待合室からの眺めは良かったです。



  伊豆聖苑  伊豆聖苑

こちらは待合室。
ここの照明だけは間接照明です。
火葬場での滞在時間が一番長いのが待合室なので、柔らかい照明にしたのでしょう。



  伊豆聖苑

授乳も考慮された多目的室。
昔は小さな子供は近所の方に預けて、という事も可能でしたが、今はそうもいきません。
小さな子供を連れての利用を考慮する事は、これからの時代には必要です。



  伊豆聖苑    伊豆聖苑

収骨ホールと収骨室。
日差しが入り明るい収骨ホールです。
収骨室も一部だけガラス張りにして、庭が眺められるようにしていたら、開放感が増してたのではないかと思います。
庭といっても、手入れの簡単そうな庭です。
雰囲気作りに過度な演出もありません。
財政的に余裕がある自治体は少ないでしょう。
維持管理費の事も考慮されているんだと思います。
決して豪華では無いけど、必要にして十分な設備を持った火葬場だと思います。





  伊豆聖苑

中豆斎場です。
伊豆聖苑が完成するまでは、こちらの火葬場が使われていました。
2008年3月31日に廃止となり、現在は解体されています。



  伊豆聖苑  伊豆聖苑

大きな桜の木が印象的でした。
TBSのドラマ「あいくるしい」(第6話)の火葬場シーンは、この火葬場です。
大きな桜の木も少し映っています。



  伊豆聖苑  伊豆聖苑

炉数は2基、小さな火葬場です。
炉前ホールの横には小川が流れ、せせらぎの音が聞こえます。



  伊豆聖苑

古い火葬場ではありますが、手入れの行き届いた火葬場です。
利用者の目に触れない炉室も整理整頓されています。
火葬場に限った事ではありませんが、バックヤードが整理整頓されている所は全体の管理も良いです。



  伊豆聖苑

古くて小さな火葬場です。
清掃も行き届き整理整頓された火葬場は、人工的ではない暖かみを感じるものです。
また、それは、しっかり管理されている印象も持たれますので、大切な故人のご遺体を安心して預けられると思います。

特に特徴のある火葬場ではありませんので、顧みられる事は無いでしょう。
でも、このような火葬場があった事は忘れてはならないと思います。



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